キャバクラ語録 『ヘルプ』に始まり『ヘルプ』に終わる

2019/5/28

窮鳥入懐きゅうちょうにゅうかい
~窮地に陥った人が助けを求めてくること。窮地に陥った人が助けを求めてきたら、見捨てずに救うのが人の道だということのたとえ~


キャバクラに限らず、はじめての環境で働く時は誰だって不安なもの…なるべく少しでも多くの知識をインプットして準備を整えてから、面接や体験入店に臨みたいと思いませんか?

今回は“ヘルプ”のお話です。これはけっこう重要な知識で、これが頭に入っていないと体験初日からほかのキャストやお客さんにも迷惑をかけることにもなりかねません。

 

ヘルプとは?

キャストの本指名がカブった時、指名のカブったキャストは席を移動することになります。

席を離れている指名キャストの代わりに、“つなぎ”としてお客さんの相手を務めるのがヘルプです。

ヘルプ席に着く時は、ボーイさんが必ず教えてくれます。

 

4つの“ルール”

キャバクラのヘルプ席では、お客さんは違うキャストのお客さんです。お客さんの取り合いにならないように、またみんなが気持ちよく働けるように、最低限のルールが決められています。
このルールを忘れて自分本位な接客をすると、ほかのキャストの信頼を失うことになるので気をつけましょう!

① お客さんにベタベタしない!

ヘルプがお客さんにベタベタして、そのお客さんがヘルプに「指名替えしたい!」と言い出したら、そのヘルプは女の子からもお店からも叱られるでしょう。

もしお客さんからベタベタ触ってきた場合、「○○さんに怒られますよ!」と言ってキッパリと断りましょう

② 連絡先は交換しない!

理由としては①と同じですね。お客さんに連絡先を訊かれても口説かれてもキッパリ断りましょう!

③ 自分からドリンクを頼まない!

「なんでヘルプにドリンク飲ませなきゃいけないんだ!」と、口に出さなくてもそう思うお客さんは多いです。

ただし、お客さんからすすめられた時はOKです。臨機応変に対応しましょう。
またその場合は、必ず飲み干して「ごちそうさま」をしてから席を離れるようにしましょう。

④ 指名している子の話題は避ける!

お客さんに指名している子について何かきかれても、軽くお茶を濁すくらい にしておきましょう

たとえばキャストが、お客さんに何らかのウソをついていたとして…そのキャストについてペラペラとおしゃべりしていると、あなたのしゃべったことによってそのウソがバレてしまうおそれがあります。もしお客さんにバレてしまえばその後どうなるか…おわかりですね?

キャストは自分のお客さんにどんなウソをついているか全くわからないので、指名キャストの話はできるだけ避けましょう。

 

ヘルプについてもらった時は‥‥

これはルールというよりはマナーになるのですが、ヘルプの人には自分のお客さんになる見込みもないのに接客してもらうわけです。だから、自分のお客さんのヘルプについてもらった時は、一言そのキャストにお礼を言いましょう。

ただ、自分がヘルプについた側の時。もしそのキャストからお礼を言われなかったとしても怒らないでください。お店からお給料をもらっている以上、ヘルプに付くのも当然仕事の範囲内だからです。

 

まとめ

ヘルプでのルール違反や失敗は、指名キャストへ迷惑をかけることになります。ルールはしっかり覚えておきましょう。