『人見知り』に勝つ!!

2019/6/7

試行錯誤しこうさくご
~新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと~


何割かの未経験の方は、初日を終えて「私、この仕事向いてない」と言います。ですが、キャバ嬢に向いている子なんて実際のところほとんどいません

これは、自分に自信を持てない子に向けての記事です。

 

キャバ嬢はみんな仮面をかぶる

本来の自分で接客しても上手くいきません。みんな自分を偽りながら仕事している“女優さん”です。人見知りの自分ではなく、モテる女性を演じています

キャバ嬢と他の接客業は全くの別物

キャバ嬢の仕事は、ほかの接客業とは明らかに一線を画すものがあります

例えば居酒屋やアパレルは、「料理」や「衣類」の対価としてお客さんはお金を払います。もちろんサービスも含まれての料金ですが、メインはあくまで「料理」や「商品」です。

キャバクラは接客そのものが対価

安いキャバクラでも、TAXやらドリンク代やら指名料金で1時間1万円は必須。高級店にもなれば3万円以上も当たり前。その対価は『アナタと過ごす時間』だけ。しかも、風俗店のような体を張った接客をするわけでもなく、定価の何倍もする酒を飲み、横に座ってお話するだけです。

これだけのことに、対価を払う価値があるのか?

周りの子より可愛いというだけで、それだけの価値のある時間をアナタは提供できますか?普通に考えたらとてもむずかしいことです。けど、その対価に見合う時間を提供できないと、次に指名で来店することはありません。そしてアナタ自身のままで接客しても、それだけの価値を見出す事は絶対にできない。だからこそ演じるんです。

「人見知りの普段の私」ではなく、「お客さんにモテる女性」を演じるんです。売れている子ほど、頭を使って日々試行錯誤しながら、そして失敗も繰り返しながら努力して、お客さんの支払う金額に見合う接客ができるよう努力するんです。

そんな事が初日からできるわけがない

素で接客してあっさりNo.1になっちゃった、という子は天職というべきレベルで本当に向いているかもしれません…が、そんな子は本当に極まれです

誰もが演じる必要がありますが、最初はその演じ方がわかりません。だからうまくいかない。うまくいかなくて当然です。

 

アナタに必要なのは“覚悟”。それだけです

どんな嫌な事があっても、しばらくは続けてみる』。その覚悟だけは決めてください。

「こう言われた時、こう返したらお客さんがうれしそうだな」
「何もしゃべってくれないお客さんには、こんな切り口で攻めたら効果的だな」
「このネタ、ウケるな」

といったことが色々わかってきて自然にしゃべれるようになります。すると『アナタと過ごす時間』の価値も自然と高まっていき、価値のある接客ができるようになります。

人見知りは簡単に克服できる。仕事中だけなら

この“仕事意識”だけで、案外どうにかなるものです。仕事がツラくなっても、休みたくなっても、サボりたくなっても、お客さんにツラいことを言われても、仕事だから仕方ない、頑張るしかない。いざというときに踏ん張れる言葉は「仕事だから」。それだけです。

自分を追い込みすぎて病気にならないように、息抜きもしてください。

『慣れるまでシフトを少なめに…』は逆

「無理のないように最初はシフトを抑えて、慣れてきたらシフトを増やしたいです」という未経験の方は本当に多いです。

が、学校で運動部にいた人なら分かるはず。毎日練習していて、2日連続で休むようなことがあったら感覚が狂いませんか?その感覚を取り戻すだけで1〜2時間かかったりしませんか?

キャバ嬢もそうです。仕事に慣れるまでシフトを抑えるのではなく、仕事を覚えられるまでは無理してシフトを増やしてでも頑張りましょう

仕事を覚えるまでが一番ツラい。そのつらい時期を早く突破するためにも、シフトをたくさん入れましょう。間が空くと、覚えた内容も頭から抜けていってしまいます


向いている子なんていない。モテる女を演じているだけ。最初は演じ方がわからないから、うまくいかないだけ。
決して楽に稼げる仕事ではありません。だからこそ、最初に必要なのは“覚悟”だけです。