HOW TO『同伴』

2019/6/10

“同伴”とは?

お客さんと一緒にお店に行くことです。正式には“同伴出勤”といいます。
外で待ち合わせをして、一般的には飲食店で食事をした後にお店に行きます。

win-win-win

同伴には、キャスト・お店・お客さんそれぞれにメリットがあるんです。

お店のメリット

キャバクラは、早い時間帯はフリーのお客さんが少ないです。お気に入りの子もいないのに「1軒目からキャバクラで飲もう!」という男性が少ないからです。
大抵は2軒目以降になるので、お店が忙しくなるのはだいたい22時頃からです。

なので、どこのお店も暇な早い時間帯の売上が欲しいのです。早い時間帯にいかに売上を上げるかが、キャバクラの経営において、とても重要といえます。

同伴は、お店がオープンする時間から遅くても午後9時までにお店に行くことになります。お店が暇な時間帯に売上を作ってくれるのが同伴です。

キャストのメリット

お店にとってメリットが大きいので、キャストにもしっかり還元されます。

① “同伴バック”が付く

1回あたり2,000~5,000円程度のお店が多いです。

たとえば同伴バックが5,000円のお店で月に20回同伴できれば、それだけで5000×20 = 100,000円の給料アップです。

② 早い時間(オープン直後)からの勤務が可能

本来出勤したくても断られる早い時間帯から勤務することができます。

これにより、労働時間も1時間半~2時間程度は増えるはずなので、単純にお給料も増えます

③ 時給がアップしやすい

同伴ポイントアップなど、優遇されているお店がほとんどです。つまり、時給のアップにもつながります。

④ お店の人から感謝される

同伴はお店からしても、とてもありがたいことです。“えこひいき”とまでは言いませんが、きっとお店での居心地もよくなるでしょう。

お客さんのメリット

人気嬢にもなるといつ行っても指名がカブって、半分以上ヘルプが付くことも珍しくありませんが、同伴ではヘルプに交代することもないですし、その子を“ひとりじめ”できるのです

また、お店での非日常ではなく店外での日常空間で楽しめるわけです。いつもと違った雰囲気で、お客さんも楽しめます。

同伴で絶対に避けるべきNG行動

メリットだらけの同伴ですが、店外でお客さんと会うことになるので注意しないといけないことがたくさんあります。
でないとトラブルに巻き込まれたり「食事だけで店に来てくれなかった…」なんてことにもなりかねません

① お客さんの車に乗る

絶対に乗ってはいけません。必ず車を停めさせてから待ち合わせ場所に来てもらいましょう。

無理やりホテルに駐車されるトラブルも少なからずありますので注意しましょう。

② 個室空間にいく

車内もそうですが、カラオケなどの個室空間にお客さんと2人で行くのはオススメしません。

今まで単純に楽しんだり、アナタに癒されたいと思って来てくれてたお客さんが、隙を見せた途端に“内なる獣”が目覚め、口説き客・H目的の痛客へと変貌を遂げるかもしれません

そうならないように、個室や2人きりの空間は避けましょう。

③ お客さんにお店を決めてもらう

お店は必ず自分で決めましょう。お店から徒歩5分くらいの圏内がベストです。

お客さんに選んでもらうと、店から遠くのお店を指定されたときに面倒です。車に乗る理由を与えてしまうことになりますし、店から離れていれば離れているほど、食事だけで帰られるリスクも増えます
食事の後にサッとお店に行ける範囲のお店を、自分から指定するようにしましょう。

自分からお店を指定すると、お客さんから「ほかのお客さんとも同伴でよく来る店なの?」と言われる(思われる)可能性が高いです。事前に「この前友達に聞いて気になっているお店がある」など言っておくのがオススメです。

④ 高いお店を指定する

お客さんは見栄をはる人が多いです。実際はそこまで経済的に余裕があるワケでもないのに、『おいしいものを食べてもらいたい』『喜んでもらいたい』と、つい頑張ってしまいます。

しかし次第に経済的にも気持ち的にも負担に感じ始め、やがて一定のラインを超えると…お客さんは“切れて”しまいます

⑤ 2時間以上割く

食事などで長時間話すと、お客さんはそれだけで満足してしまう可能性があります。お腹も気持ちもお腹いっぱいになります。

「まだまだもっとしゃべりたい!」という気持ちのまま店に行くのがベストです。せっかく同伴しても1セットで帰られるとガッカリしますよね。“与えすぎないこと”が大事です。

⑥ 気を抜く

同伴はセット料金が発生するわけじゃないし店内でもないので、気を抜く子が多いです。
「別にお金ももらっているわけじゃないし、気合い入れて接客する必要ないかな」という気持ちがどこかにあるなら黄色信号です。

お客さんは「普段の彼女はどんな感じなんだろう?」と、アナタの言動に興味津々です。店では見せない姿がいい意味でギャップになればいいですが、悪い意味でギャップになってはお客さんもガッカリです。

お客さんはあくまでお客さん。常に見られているということを意識しましょう。


  •  同伴はお店・キャスト・お客さんの3者それぞれにメリットがある素敵なシステムです。
  •  同伴バック+時給アップ+労働時間アップの3要素でお給料が増えます。
  •  自分から安いお店を指定しましょう。同伴の目的は、おいしい食事ではありません。
  •  個室は避け、同伴に使う時間は長くとも2時間以内にしましょう。