マメさは大事!!“お客さんノート”の作成&活用

2019/6/13

積厚流光せきこうりゅうこう
~積み重ねられたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ~


お店で人気のキャバ嬢さんは、“お客さんノート”をキチンとつけている子が多いです。
また、お客さんノートをつけている子は、必ずと言っていいほど結果を出せるようになります。

けどこれがなかなか面倒で…家計簿と一緒で、みんな最初は頑張って書き始めてもついついサボりがち。そしてやがて書かなくなってしまう…という子も多いです。

キャバ嬢は人気商売です。売上お客さんを持っていれば高時給が出て稼げますし、どこのキャバクラでも採用されるようになります。お客さんノートで顧客情報を管理・分析し活用することで、アナタの成績は必ず上がります。

今回はお客さんノートの書き方と分析・活用方法をまとめました。面倒ですが、やる価値は必ずあります。ぜひ実践してみてください。

ちなみに普通の大学ノートではなく、バインダー式で抜き差しが簡単にできるものがオススメです。

まずはベースとなる顧客情報ノートを作ろう

色々なノートの書き方がありますが、まずは“顧客情報”ノートを作るのがオススメです。

これはその名の通り、お客さんの名前や連絡先はもちろん、様々な情報を付け加えます。スマホの電話帳では書き切れないほどの情報を付け加えていくので、必ずノートを準備しましょう。

PC管理でもいいですが、営業電話やメールをしながら書き足していくことが多いので、すぐに開けるノートの方がオススメです。

 顧客情報ノートのベースとなる9項目】

  • 名前
  • 呼び方
  • 見た目
  • 初来店日
  • 初指名日
  • 生年月日
  • 携帯電話番号・メールアドレス
  • 仕事内容
  • 既婚 or 未婚

まず、お客さんノートの上部に全て共通で9項目を記入します。どれも無理なく聞き出せる内容です。この9項目をベースにお客さんに合わせて情報を追加していきます。

【お客さんの情報を追加する】

お客さんノートを見ながら営業電話やメールをします。新しく仕入れた情報を、お客さんノートに書き足していきます。なので、来店頻度が多いお客さんや、メールや電話の多いお客さんほど情報が多くなります。
情報は細かければ細かいほど良いですが、中々全てを記入することは難しいです。

これからご紹介するものを参考に、自分で必要だと思う情報をどんどん追加していきましょう。

  • 出身地
  • 来店しやすい・しにくい曜日
  • 連絡可能な時間帯
  • 好きな飲み物
  • ほかのキャバクラに行っている場合、そのお店やキャストの名前
  • 趣味
  • 好きなブランド
  • 支払方法・経費か自腹か
  • お連れさんと一緒に来店するお客さんの場合、そのお連れさんの名前
  • ほかのイベント(たとえば社長さんだったら会社設立日など)

一見意味のないと思う情報もあるかもしれませんが、どれも営業や接客中に役に立つことが多いです。

たとえばアナタがプライベートで旅行に行ったとき。その旅行先が出身地のお客さんに対して、その切り口で会話を盛り上げることもできるし、営業メールも送れます。会社の周年のお祝いもできます。

いずれにしても「そんな事まで覚えてくれてたの?」と、お客さんに感動してもらえます。

お客さんノート・2つの活用方法

お客さんノートを書いているだけでもちろん意味はあるし、成績も伸びることは間違いありません。

上でも説明したとおり、お客さん1人1人に対してマメになれるし、ノートにそのお客さんの情報が埋まってくると「何が何でも呼んでやる!」と、不思議と執着心が湧いてくるからです。

そんなお客さんノートですが、書くだけではなくてしっかり活用することでさらに掛け算式に成績がアップします。

来店頻度によってお客さんをランク分けして管理する

冒頭で「バインダー式で抜き差しが簡単にできるものをオススメします」と書きましたが、その最大の理由がこれです。
バインダーだと、ランク分けが簡単にできます。だいたいランクをA・B・Cくらいで分けるといいです。

たとえば、一番来店頻度の高いお客さんをAのノートへ、その次をB、そのまた次をCへ…という感じです。

  • Aのお客さんは、今の来店頻度を維持するように頑張って営業する
  • Bのお客さんは、Aにすることを意識した営業をする
  • Cのお客さんは、Bにすることを意識した営業をする

このように意識して管理すると、それぞれの来店頻度に合った営業スキルが自然と身に付きます。

やっぱりお客さんが昇格すると嬉しくなるわけです。この嬉しさは結構クセになりますし、お客さんを育てる事に日々意識が向くのでオススメです。

【月間来店スケジュールを組んでいく】

真面目にお客さんノートをつけていると、そのノートからお客さんの来店サイクルを読み取れるようになってきます。一定のサイクルや、決まった曜日に来店するお客さんが多いので、その情報を元に、カレンダーに書き込む形で来店スケジュールを組んでいきます。

キャバクラで稼ぐには、まず指名客ゼロの日をなくすことを目標にしましょう。
予定が埋まりそうにない日にち・曜日が事前に把握できるようになってきます。その曜日をCランクのお客さんに来店してもらうように営業をかけて、坊主の日を潰しながらCランクを育てていくんです。

お客さんノートは大きな資産になる

稼げるキャバ嬢は、お店を変えてもある程度お客さんを連れてきます。

お店側に「この子を雇ったら売上100万が付いてくる」と分かってもらえれば、たとえば給料を70万保障になるように時給設定してもらうことも簡単なんです。お店は絶対に損しないわけですから。

何が言いたいかと言いますと、売れっ子ほどお客さんとの関係は深いものになっていて、お店を辞めても関係が続いているんです。
1冊のノートに、そのお客さんの情報を小さい文字でビッシリと詰め込みながら育てた大事なお客さんだから、ポンとあっさり切れないんです。

また自分がどこかで働くかもしれないと思うと、とりあえずつないでおくワケです。

逆に「私、3年もブランクがあるので、今は5人くらいのお客さんしか呼べそうにないです」という方もいますが、3年も水商売していないのにお客さんと連絡が取れるというのは、相当関係作りが上手で、マメで、高級店や高時給に相応しい意識高い系の方なんです。
こんな人は必ず結果を出しますし、ウンと稼ぎます。

今までそうでなかった人も、お客さんノートを真剣に書いて活用するだけで、お客さんノートがアナタを自然と育ててくれます。