アフターで気を付けるべき4つの注意点と意味
2019/7/12
一簣之功
~仕事をやり遂げるための最後のひとふんばり。また、仕事を遂行するために積み重ねる一つ一つの努力~
アフターとは、お店が終わった後に、来店してくれたお客さんといっしょにバーなどに行くことです。
お客さんと長く付き合うためには時にアフターも必要ですが、同伴と同様にお店の外で会うので危険が付きまといます。
アフターでホテルに誘われることなんて、当たり前のようにあります。
アフターをする場合は、注意点をキチンと把握した上で行いましょう。
アフターでの注意事項
絶対に酔っ払わない
アフターでオシャレなバーに行くことも多いと思いますが、絶対に酔っぱらってはダメです。
特にH目的のお客さんは、アナタを酔わせようとしてくるので注意してください。
H目的のお客さんでなくても、アナタが酔っぱらうことで「あれ?もしかして今日イケるんじゃないか?」と豹変するおそれもあります。
時間を決めておく
同伴は出勤時間を理由にできますが、アフターには終わりがありません。
アフターに誘われた段階で「明日○○な用事があるから、少ししか時間ないけど大丈夫かな?」みたいな感じで時間を決めておきましょう。
毎回言い訳を考えるのが面倒なのであれば「何時までには家に帰ることを約束にキャバクラで働いている」といったように、門限を理由にしておけばいいでしょう。
アフターに使う時間の目安は1時間から長くても2時間と思っていてください。
お店を自分で決める
アフターのお店をお客さんに決めてもらうと、個室のバーや居酒屋が選ばれることもあります。個室になると普段はそんなことなくとも、急に告白してくるのが男性というものです。
お店は、リーズナブルで、オープンで、それでいて雰囲気もソコソコな所を把握しておきましょう。
何回も同じお店にアフターに行くと、そこの店員さんとつい親しげにしゃべってしまうのですがやめましょう。お客さんの嫉妬心を煽るだけです。
お客さんの車には乗らない
お客さんもお酒が入っているので運転はしないと思いますが、お客さんの車には乗らないようにしましょう。ホテルに直行されるケースもあります。
同伴時も同様に、お客さんの車には乗らないようにしましょう。
※万が一、お客さんが飲酒運転をしてしまい、それに同乗してしまった場合‥‥運転した本人だけでなく同乗者も同罪となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられるので気をつけましょう!
アフターは危険がいっぱい!
お客さんからしてみれば、アフターは口説きやすい環境です。
- 勤務時間外、それもお酒が入っている状態なので気が緩んでいる
- さらに酔わせることができる
- オシャレな雰囲気でそういうムードを作りやすい
- 時間が限られていない
スマートに飲んでくれる人なら大丈夫ですが、遊び慣れていないお客さんや若いお客さんがアフターに誘ってきたら、それは口説き目的の可能性が高いです。
さらに、アフターは店にとって何もメリットはないため、バックなどのお給料の手当ては一切付きません。
アフターをする意味
口説き目的を違う目的に変える
口説き目的のお客さんの場合、アフターを何度も断っていると「一生口説けそうにない」と考え、切れてしまいます。
アフターをすることで、口説き目的のお客さんを少しでも長くつなぎ止め、更にアフターの時間の中で口説き目的から、少しずつ違うタイプのお客さんへシフトさせます。
お客さん「この子落とせないけど、楽しいし癒されるし彼女にできなくてもいいや。たまに会って元気もらえるだけで満足だ」
こんな風に徐々にシフトさせる事ができれば、良いお客さんになり長続きします。
接客時間の短い自分の指名客へのフォロー
口説き目的のお客さんをいいお客さんへとシフトする高等技術が身に着いた頃には、アナタはきっと売れっ子キャバ嬢です。指名がカブることも多くなります。
せっかくアナタに癒しを求めに来店しても、指名が3つ重なってヘルプの子ばかりに接客されては、アナタに会いに来る意味がないですよね。
その場合は、アフターで1時間だけでも2人だけの時間を作ることで、お客さんの満足度は全く変わってきます。
売れっ子になればなるほど、アフターでのフォローは重要になります。
口説き客を良客に変える4つのアフター会話テクニック
酔っているので何も考えずについついテキトーに話してしまうことも多いですが、アフターでの会話は非常に重要です。
お客さんを長く引っ張るには、癒しや友達営業ができるように、会話には注意しましょう。
自分の生い立ち話をしましょう
「応援したい!」と思える生い立ち話をしましょう。もし思いつかなければ多少創作してしまってもOKです。その場合はボロが出ないように、完全に頭に叩き込んでください。
自分の夢を語りましょう
『大金持ちになりたい!』といった抽象的な夢よりも『いつか自分のお店を持ちたい』など、具体的な夢を語りましょう。
今の目標や意気込みを伝えます。
夢を語った後は、今の目標や意気込みを伝えます。お客さんが「応援したい!」と思うものにしてください。
気を付けなければいけないのが、ここで「No.1になりたい!」とは言わないこと。
口説き目的から完全にシフトできていない状態で、「No.1になりたいから応援してね」と言うと、お客さんが負担に感じてしまい距離を置かれます。
お客さんの生い立ちや夢の話
自分だけが話をして終わるのではなく、必ずお客さんの生い立ち話や夢・目標も聞きましょう。
照れくさくなって教えてくれないお客さんもいるかもしれませんが、頑張って聞き出してください。
知り合って間もないお客さんが口説いてくる場合は、そのほとんどが体目的です。
そんなお客さんでも、人にはあまり話さない少し踏み込んだ話を重ねていく事で、互いの人としての理解が深まり、H目的が消え、自然といい関係が作れるようになります。
アフターは使い方を間違ったら危険、有効活用できれば強力な武器になります。
もし成績を伸ばしたい!と思っているならアフターにビビってはダメ!
大事なのは、アフターを通じていいお客さんを育てることです。しかし、くれぐれも油断は禁物です。