お触りの対処法

2019/7/11

一触即発いっしょくそくはつ
~きわめて緊迫した状態や状況。小さなきっかけで、重大な事態が起こるかもしれない危険な状態に直面していること~

キャバクラは“お触り”禁止ですが、触ってくるお客さんは必ずいます。『触ってくるお客さんが全くいないお店』というのは存在しません

だからこそ、自分でキチンと対応できるようにならないといけません。
今回は、お触りの対処法を紹介します。

お客さんの手を握る

触られないようにお客さんの手を握ってやり過ごすのです。ベタ中のベタな方法です。
中には「手を握ってもすぐに振りほどかれてほとんど効果ない」という子もいますが、少しの意識で効果的な対策になります。

お客さんが『触らせないために押さえつけられた』と感じたら失敗に終わります。すぐに振りほどかれて、触ってきます。
『キャバ嬢から触ってきてくれた』。そんな風に感じてもらえるとお客さんは満たされ、大人しくなることが多いです

今まで効果の感じられなかった人は、タイミングを意識して再チャレンジしてみてください。

手を握るタイミング

触られていない時に、自然にお客さんの手を握るようにしましょう。

そうすると『キャバ嬢から自分の手を触ってきてくれた』となり、お客さんは満たされます。
逆に触られそうになっているときに手を握っても、『触らせないために防がれた』と思われてお触り攻防が続きます

イスに浅く座る

できる限り浅く座って、自分とお客さんのヒザ同士がくっつく姿勢を取りましょう。すると、自然と自分とお客さんの体の距離が取れます。

“お客さんが触りにくい距離感”“ヒザとヒザがくっついてお客さんがドキドキする”同時にクリアできます

自分は“触りやすい雰囲気”が出てしまっていると自覚する

お店の客層に問題がある場合もありますが、お触りをされやすい人は大抵お触りしやすい雰囲気が出てしまっているんです。

お触りする男は「あっ、この子は触っても大丈夫そうだな」とか「この子は触ったら怒りそうだな」なんて、自分についた子を見定めています。

触りやすいキャバ嬢の特徴

  • 弱々しい感じ
  • 声が小さい
  • 姿勢が猫背、イスに深く座る
  • お客さんに媚びた接客や会話をする

こんな感じで、触りやすいキャバ嬢に共通している特徴が多く見られます。

『お触りしてきそうな席だな』と感じたら、

  • 声にハリを出す
  • 背筋をのばす
  • お客さんに媚びない接客

をいつも以上に意識してください。

“お客さんに媚びる”というのは?

なんでもかんでもお客さんを持ち上げ、逆に「私なんて」と自分を蔑んで萎縮することです。実際に口に出してなくても、弱々しい雰囲気はそう感じさせます。

お客さんが医者であっても弁護士であっても社長であっても、媚びることなく堂々とした接客を心がけてください。

お触りされてガマンをする必要はない

自分で対処できればそれが一番ですが、自分で対処できそうにない場合は席を抜けてください。席を抜ける理由はトイレでもなんでもいいです。
そして黒服に「自分では対処できないから注意するか抜いて欲しい」と、陰で伝えてください

普通のお店であれば、必ず対応してくれます。

ボーイが見ているのに止めてくれない

お店によって少しのお触りでも注意するお店と、ある程度キャストで対応する事を求めているお店があります。

後者のお店が一概に悪いとは言えません。それでも一定のラインを超えると注意する必要はあります。しかしその“一定のライン”というのは、お店や黒服によっても違います。

なので、黒服が止めてくれるのを待つのではなく、自分で対処できないと感じたら席を抜けて、その意思を伝えるようにしてください

ギブアップを宣言したのに「ガマンして」と言われたら…

VIPなお客さんのお触りを、お店が容認してしまっているケースです。

キャストが対処できない事を伝え、助けを求めているのに、目の前の売上を優先して助けずガマンを強要するお店は最低です。
そんな時は迷わずお店を辞めましょう。キャバ嬢は触らせる仕事ではありません。

お触り客ばかりのお店は客層に問題あり

客層に問題のあるお店はお触り客が多くなります。客層の良し悪しは求人誌では判断できません。

全店『当店は客層がいいのが自慢です!』ってアピールしているからです。
実際にはそんな事ないお店でもそう書いています。


キャバクラに“お触り”はつきものです。お店に止めてもらうのを待つスタイルでは、通用しない場合も必ず出てきます。
『お触りを自分で対処するスキル』と『お触りをさせにくい接客』を身につけることが大切です。

ただ、それができないからといってガマンする必要はありません。自分で対処できない時は席を抜け、助けを求めましょう。

それでもお店が対応してくれない場合は、お店を辞めましょう。