伝家宝刀でんかのほうとう
～いざというときにだけ繰り出す、とっておきの物や手段～

場内指名を取るための具体的な会話テクニックをご紹介します。

STEP1：導入会話
お客さんの情報の聞き方を工夫する

「はじめまして」

「このお店は初めてですか？」

「よく飲みに行かれるんですか？」

「お仕事は？」

最初の会話がこんな感じだと、キャバクラによく行っているお客さんは内心ウンザリしています。飲み慣れているお客さんは「またこの質問か‥‥」と思っています。

フリーでついた3人の子が全く同じように質問してきたときには、正直疲れるし全く面白くないです。同じ質問でも、お客さんを退屈させないような質問の仕方を意識しましょう。

「はじめまして！
あれ？どこかで会ったことありましたっけ？
なんだか見覚えのある顔なんですが‥‥
このお店はじめてですか？
違うお店で出会ったとかかな？
結構飲みに行かれます？」

「スゴイ腕太いですね！
私たくましい人大好きです！
もしかして職人さん？」

「私、年齢当てるの得意なんです！
○○歳でしょ？？」

こんな風にお客さんから聞き出すだけで、印象はアップします。

STEP2：褒め殺し会話
お客さんのハートをワシ掴み

導入会話で他の子と差を付けることができれば、お客さんはアナタに興味を持つハズ。
特に、導入時点で既にノリノリで答えてくれるような人の場合は

「○○さんって、楽しい人ですね！
とってもしゃべりやすいです！」

「人を惹きつける独特な魅力がありますよね！」

「すごい仕事できそうですね、将来大物になりそう！
えっ、もしかしてもう大物かな？」

「○○さんってハムスターみたいでかわいい～」

こんな風に喜びそうな言葉で褒めましょう。
そうするとお客さんもうれしくて得意げになって、会話がどんどん弾みます。

オススメできない褒め言葉：「クールですね」

あまりしゃべらないお客さんに、このように褒めるキャバ嬢は多いです。しかしシャイな人や内気な人は、日常的に社交辞令でこのように言われることが多いです。

「俺全然しゃべれてないよな‥‥つまらないかな‥‥」なんてお客さんに思わせるだけなので、褒め言葉としては失敗です。
「クールですね」なんて言葉では、少なくともお客さんのテンションは上がったりしません。

STEP3：お客さんのタイプに合わせた会話
地雷に注意！

STEP1・2で、もうお客さんはアナタに好印象を持っています。
後はお客さんのテンションを下げないように、お客さんのタイプに合わせた会話をしましょう。

口説き目的のお客さん

口説き目的のお客さんは、元彼の話や付き合った人数などよく訊いてきます。お客さんが喜びそうな回答を用意しておきましょう。
「最近彼氏と別れたばかりで寂しい」なんて話をされたら、口説き目的のお客さんはチャンスと思って飛びつきます。タイプの男性を訊かれた時は、そのお客さんの特徴や雰囲気に似せたものを伝えるようにすると効果的です。
意図的にお客さんから「タイプの男性は？」という質問を引き出したいときは、自分から好みの女性のタイプを訊くと、大抵のお客さんはきき返してくれます。

既婚者のお客さん

子供の話はタブーです。既婚者のお客さんとは、子供の話で盛り上がる事も多いと思います。ただ、子供の話で盛り上がっているように感じても、内心では

「子供に悪いことをしているなぁ‥‥」
「こんな所で遊ぶ金があったら、ゲームとかオモチャでも買ってあげた方が‥‥」

など、キャバ嬢にとっては良くない方向に考えが進むことが多いです。
お客さんがキャバクラに来ていることに対して後ろめたい気持ちがでてしまうと、場内指名は取りにくくなります。

同時に、仕事の話も基本的には避けるべきです。『仕事や家庭の事を忘れたい』・『非日常を楽しみたい』と思ってキャバクラに来るお客さんも多いですので。
自分の固定客になった場合にはまだいいのですが、フリー席でこれから場内をもらおうとしている席で、この手の話題はタブーです。

ただし、自分の仕事に誇りをもっていそうなお客さんや社長さんには、どんどん聞いて褒め殺してあげましょう。

STEP4：最後の仕上げ
場内指名の交渉

もし場内指名の交渉を推奨しているお店であれば、ひかえめに見えて断りにくい言い回しがオススメです。

「私、そろそろ呼ばれそう‥‥
○○さんと話してたら、ほかの席に行くの
イヤになっちゃった‥‥
けど、女の子変わった方がいいですよね？
私、ここにいない方がいいですよね？」

これ以上強引にいかなきゃ場内指名を取れないようでは、そもそも本指名にはつながりません。

※場内指名の交渉を推奨しているお店もあれば、そうでないお店もあります。
『無理な交渉でお客さんが仕方なく場内指名をするより、本当に気に入った子を指名してもらった方がリピート率が高い』という考えだからです。
お店の方針には従いましょう。

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• 普通に質問しては、お客さんはウンザリ。少し工夫して質問する。
• とりあえず褒める！褒めるとお客さんのテンションも上昇！男は単純な生き物です。
• お客さんのタイプに合わせた会話をする。子供の話や仕事の話は避けた方が無難。

場内指名の交渉がOKなお店では、交渉するようにしましょう。