キャバクラの面接に友達と行くのは止めましょう…という話
2019/10/28

「友達と2人で体験に行きたいんですけど…」
この言葉、スカウトさんは大喜びします。何せ、1人紹介するよりも2人紹介する方が成果としては上ですから!
しかしこれ、実はアナタのためにも友達のためにもなりません。“百害あって一利なし”です。今回はその理由をお教えします。
これから友達とお店を探そうとしている人は、思い留まってください。
同じ人間なんて誰ひとりいない
何が言いたいかというと、合否や保障時給は容姿やシフト・経験で決まります。
シフトや経験、容姿や希望が全て同じであれば話は簡単です。けど実際にそんな事はほとんどありません。
・A子さんはAのお店が向いている
・B子さんはBのお店が向いている
当然このようになります。結果として、どちらかがどこかで妥協することになります。
仮にAのお店に行くとしましょう。
A子さんはAのお店を気に入り、B子さんは気に入らない。
この状態で、A子さんだけ入店するなんてことは本当にまれです。2人揃って別のお店を探し続けます。
A子さんには絶対Aのお店が合っているのに、B子さんがジャマをすることになってしまいます。
・2人とも採用になるとも限らない
1人だけ採用になるケースは珍しくありません。むしろ多いです。
こういう場合、「1人で働く」か「違うお店を探す」という、厳しい二者択一を迫られます。
この状況で前者を選ぶ子はほとんどいません。
「一緒に体験行こう!」と誘って行っているワケですから、裏切り者と思われてしまいます。
・2人とも採用になったとしても安心できない
採用になったからいいってワケでもありません。以下のような“魔のパターン”が存在します。
時給均一化パターン
2人の時給が同じ方が自然なので、通常は時給を2人とも同じにします。高い方ではなく、低い方にあわせるか、間をとるかのどちらかです。
A子さんが損をします。
嫌々採用パターン
A子さんが欲しいばかりに、本当はB子さんを不採用にしたいけど、嫌々B子さんも採用する。
「本来なら採用したくない」と思われているお店に、B子さんは入店することになるかもしれない。
そんな風に思われて採用されても、いい環境になるワケがないです。「辞められてもいいや」くらいの気持ちなので、雑な扱いを受けるのが容易に想像できます。
近未来B子さんクビパターン
出勤調整をかけて出勤をさせなかったり、出勤させても早上がりさせたりしてB子さんを追いつめ、強制的に退店に追い込みます。
最初だけいい感じで対応して入店させておいて、あとで手のひら返す作戦です。
・2人にとってベストなお店が見つかり、問題なく採用になった場合
ハッピーエンドと思うでしょう?
しかし、2人で行ってしまうと2人でずっと固まってしまって、店のほかの子となかなか仲良くなれません。
店の子も1人で来ている子の方が断然話しかけやすいので、1人で入店した時の方が溶け込めるスピードが圧倒的に早いです。
というワケで、2人で行くことにメリットはまったく見つかりません。
しかし残念ながら、これを説明しても半分以上の人は、それでも友達と探し続けます。
「1人が不安だから…」
「それでも2人で満足のいくお店があると思うから…」
そう思うワケです。
いくら説明しても、「自分たちならきっと大丈夫なはず」と思って2人で探し続けます。
求人情報を真に受けないでください
『友達と一緒に応募も大歓迎』
そんな求人情報に踊らされないでください。
お店はさっきも言った通り、いくらでも対処できます。近未来B子さんをクビにもできるし、何より2人揃って当たりを引いたら儲けもんですから。
けど、気付いている店長も多いです。2人組は入店率が明らかに低いということを。
お店が決まりにくいというのは、数字で如実に表れています。
「それでも2人で働きたい!」という時は…
面接にいっしょに行くのではなく、1人ずつ日をずらして行ってください。それぞれの時給も違ってきますし、合否も個々で判断されます。
あるいは、面接と体験を1人で先にやって「いいな」と思ったお店に友達を誘う方法。これが一番現実的です。
友達を誘う頃にはお店の友達も何人かできているでしょうし、みんなとすぐに仲良くなれます。
まとめ
- 2人で面接に行くと損をする可能性が高い
- 2人で働くと、お店の子と仲良くなるのに時間がかかる
- なかなかお店が決まらない
- 解決策:別々に同じ店に行く